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欧州市場サマリー(25日)

2015年02月26日(木)04時57分

[25日 ロイター] - <為替> ドルが主要通貨に対して下落した。米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で、利上げを急がない姿勢を示したことで、投資家はドル買いポジションを解消した。

<ロンドン株式市場> FT100種総合株価指数<.FTSE>が14.25ポイント(0.21%)安の6935.38と、前日につけた過去最高値から反落して取引を終えた。収益見通しが嫌気されたエンジニアリング大手ウィアー・グループが売られ、全体水準を押し下げた。

エネルギー・鉱業向けのバルブ、ポンプを製造するウィアー・グループは8.7%下落しFT100種の中で最も大きく売られた。石油・ガス業界の先行き不透明感が重しとなって、2015年の収益が大きく減るとの見通しを示したことが売り材料となった。

一方、ホテルやコーヒー店で英最大手のウィットブレッドは2.7%上昇した。通期利益が市場予想の上限に迫るとしたことが好感された。

<欧州株式市場> 反落して取引を終えた。この日発表の企業決算がまちまちの結果となったことで、相場は過去最高値圏からやや下落した。

FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は1.49ポイント(0.10%)安の1541.80で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.32(0.15%)安の3541.78だった。

フランス鋼管メーカーのバローレックは6.7%下落した。石油関連の受注が減り、15年に人員を1400人削減すると発表したことが嫌気された。

欧州中央銀行(ECB)による量的緩和への期待から、1月以来約30%値上がりしていた自動車株<.SXAP>やイタリアの銀行株<.TRXFLDITPBANK>には、利益確定の売りが集中した。

<ユーロ圏債券> 欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ型の量的緩和実施開始を控えユーロ加盟国の国債利回りが総じて低下するなか、アイルランド10年債利回りが初めて1%を下回った。

アイルランド10年債利回りは0.97%と、6ベーシスポイント(bp)低下。このほか、ポルトガル10年債利回りは8bp低下の2.03%、スペインとイタリアの利回りも若干低下し過去最低水準をやや上回る水準で推移した。独10年債利回りは4bp低下の0.33%。

ただ、ギリシャ国債<0#GRTSY=TWEB>利回りは85bp上昇。ドイツは同国の信頼性に懐疑感を示している。

ロイター
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