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先行き生産「緩やかに増加していく」に小幅上方修正=日銀月報

2015年02月19日(木)16時01分

 2月19日、日銀は金融経済月報で、先行きの生産の判断を「緩やかに増加していく」とし、1月の「緩やかな増加に復していく」から小幅上方修正した。写真は日銀本店、2014年1月撮影(2015年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 19日 ロイター] - 日銀は19日に公表した2月の金融経済月報で、先行きの生産の判断を「緩やかに増加していく」とし、1月の「緩やかな増加に復していく」から小幅上方修正した。電子部品や設備投資関連の輸出改善により、生産の増加もしばらく継続するとの見方を示した。

これに伴い、自動車生産の先行きについても、「横ばい圏内の動きにとどまる」としていた1月の判断を「在庫調整が一巡するもとで増加する」に引き上げた。

景気の現状については「緩やかな回復基調を続けている」とし、1月までの判断をほぼ据え置いた。ただ、昨年来記述していた消費税の「駆け込み需要の反動の影響」に関する文言を削除した。

項目別では、輸出は「持ち直している」とし、1月の「持ち直しの動きがみられている」から小幅上方修正。生産も「持ち直している」として「下げ止まっている」から引き上げた。

一方、個人消費については「一部で改善の動きに鈍さがみられる」との文言を追加。消費税引き上げなどによる実質所得減少など様々な影響から消費の回復が弱い点に留意した。

消費者物価の前年比については、「ゼロ%台半ば」として1月の「ゼロ%台後半」から引き下げた。長期金利および株価は「上昇している」と記述している。

ロイター
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