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「忍耐強い」削除の際は、市場驚かせないよう配慮=FRB理事

2015年02月19日(木)09時53分

 2月18日、米連邦準備理事会(FRB)が利上げに「忍耐強く」臨むという文言を声明から外す際、市場にどのように対処するのか、との質問に対して、パウエル理事は18日、投資家を驚かせないよう配慮する、と述べた。2012年12月撮影(2015年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が利上げに「忍耐強く」臨むという文言を声明から外す際、市場にどのように対処するのかとの質問に対し、パウエル理事は18日、投資家を驚かせないよう配慮すると述べた。

理事は、ニューヨーク大学で講演し「市場を驚かせることのないよう配慮する」と強調。文言削除の際には「できる限り明確に、透明性の高い形で行い、市場がわれわれの意図を理解できるよう努める」と述べた。

米連邦公開市場委員会(FOMC)声明には、利上げ検討に「忍耐強く(patient)」臨むという文言があり、投資家はこの文言がいつ外れるか注視している。18日に公表された1月FOMC議事要旨でも、文言を削除した際の市場の反応を不安視する声があることが分かった。

パウエル理事は、ドルの上昇は米経済にとって「逆風」との見方を示したが、それが経済の勢いを損なうことはないとも主張した。そのうえで、利上げを検討する際には実体経済を重視する姿勢を示した。

米労働市場については、過去6カ月の「雇用創出は非常に力強い」と指摘。3年前には想像もできなかったほどに改善したとしている。

リバースレポの試験運用については、政策引き締めの準備において「非常にポジティブ」との認識を示した。

*内容を追加します。

ロイター
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