ニュース速報
米新規失業保険申請件数減少、労働市場の底堅さ示す
2018年12月28日(金)00時24分
[ワシントン 27日 ロイター] - 米労働省が27日に発表した22日までの週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比1000件減の21万6000件だった。9月15日までの週につけた49年ぶりの低水準である20万2000件に迫った。
市場予想は21万7000件だった。労働市場が基調として底堅いことを示す。
申請件数は過去4週間のうち3週間減少している。
失業申請は数年間、安定的に減少した後、今年は9月中旬から12月中旬にかけて増加し、米経済が減速しているとの懸念が浮上していた。祝日前後は季節調整が難しく、統計に狂いが生じたことによる影響も考え得るが、それがどの程度数字を押し上げたかは定かでない。
労働省によるとカリフォルニア州とカンザス州、テキサス州、バージニア州は推計値だった。
週ごとの変動をならし情勢をより正確に反映するとされる4週移動平均は4750件減の21万8000件だった。
失業保険受給者総数は15日までの週で4000件減の170万1000件、4週移動平均は1000件減の167万5750件だった。
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