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イチャモン韓国に、ジョークでやり返す
ILLUSTRATION BY AYAKO OCHI FOR NEWSWEEK JAPAN
<隣国同士というのは大抵ギクシャクするもの。だが、五輪でのイチャモンから「福島ヘイト」まで、日本に対する韓国の姿勢には目に余るものがある>
【楽園】
世界を創造している最中の神が天使に言った。
「日本という楽園のような国を造ってみよう。自然あふれる国土に、美しい四季、水も豊富にあり、そこに住む人々は勤勉で穏やかな性格をしている」
それを聞いた天使が言った。
「しかし、それではあまりに不公平ではありませんか? 他の国の人々から不満が出ますよ」
すると神は、「それもそうだな」とつぶやき、そしてこう言った。
「では隣を韓国にしておこう」
このジョークの構図は、世界中で古くから楽しまれている古典的なもの。世界各地の隣国同士で自国と隣国に当てはめられている。
例えばフランスとドイツ、アメリカとメキシコ、イランとトルコといった具合である。
モンゴルのウランバートルの酒場では「では隣をロシアにしておこう」というオチで、モンゴル人たちは爆笑していた。
私が以前に暮らしていたルーマニアでは、ハンガリーを笑うジョークに変化していた。日本人にはあまりピンとこないが、国境を接し合うルーマニアとハンガリーとの間には、トランシルバニア地方の帰属をめぐる主張の違いがあり、長年にわたってもめ続けていた。
東京五輪で韓国が「言い掛かり」
つまり、隣国同士というのは大抵ギクシャクするもの。それがごく普通の光景なのである。
日韓関係に関しても、そんな視点はあってしかるべきであろう。
とはいうものの、である。日本に対する韓国の姿勢には、さすがに目に余るものがあるのも事実。
東京五輪だけを見ても、大会前にボイコットをにおわせたことから始まり、大会中は反日的な横断幕を宿舎に掲げたり、選手村の食事にケチをつけたりと、理不尽な批判のオンパレードだった。
結局、横断幕はIOC(国際オリンピック委員会)の指摘を受けて撤去されたし、選手村への批判に同調する他国はなかったが。
旭日旗への「言い掛かり」は「平和の祭典」でも通常運転。スポーツクライミングのボルダリングで使用された人工壁の形状が「旭日旗を連想させる」としてやり玉に挙げた。
多くの日本人がこのようなイチャモンにうんざりしたのは、当然のことである。
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