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ForeignPolicy.com 外交エディター24時
国会で泥酔して投票棄権した議員
英ケント州選出の下院議員マーク・レックレスは、国会議事堂内で同僚と酒を飲んで泥酔したため、国家予算案の投票を棄権したことを有権者に謝罪した(ちなみにレックレスという名前は「無謀な」という意味の単語 reckless と同じ綴り)。
レックレスは、議事堂のテラスで眠り込んだとかタクシーで地元に戻ったとかいう非難を否定し、BBCに次のように語った。
「投票するように誰かに促されたが、当時の状態では適切ではないと思ったことを覚えている。酔っていると自覚するような状況なら、普通は帰宅することにしている。国会議事堂は非常に特別な場所であり、私が言えるのは......この大変恥ずかしい経験を踏まえて、議事堂では二度と飲酒しないつもりだ」
レックレスは、財政法案の2度目の朗読が行われた7月6日夜に酒を飲んでいた。朗読は7日午前2時半まで続いた。
私は酒気帯び投票を支持するつもりはない。だが彼は自分が所属する保守党の財政法案にどう投票するかを決めていたはずだ。それでもタイミングよく挙手することができないと思ったのなら、さぞかしべろんべろんの状態だったに違いない。
キャメロン首相は政府の中心課題に「責任」を掲げている。国会議事堂を学生会館にする考えは毛頭なかったのではないか。
──ジョシュア・キーティング
[米国東部時間2010年07月12日(月)16時54分更新]
Reprinted with permission from "FP Passport", 13/07/2010.©2010 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.
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