- HOME
- コラム
- 外交エディター24時
- ダライ・ラマ10月訪米へ向けてオバマの厳しい決断
コラム
ForeignPolicy.com 外交エディター24時
ダライ・ラマ10月訪米へ向けてオバマの厳しい決断
AP通信のフォスター・クラグによれば、大統領は厳しい決断を迫られることになる。
74歳でいかにも華奢なこのチベット僧は、10月に訪米してバラク・オバマ大統領に面会を求める見通しで、その行方が注目されている。
チベット仏教の最高指導者で亡命中のダライ・ラマに会うかどうか、オバマはきわめて微妙な計算をしなければならない。ダライ・ラマは彼の支持者にとっては平和のシンボルだが、中国政府にとってはチベット独立を画策する「僧衣をまとったオオカミ」だ。
オバマが会見についてどんな決断をしようと、怒りを買うことになるのはまちがいない。
オバマがダライ・ラマを門前払いするとは思わない。だが、過去の大統領と同じく、ホワイトハウスから離れた場所や、非公式な場所での会談ですませたとしても不思議ではない。
ついでながら、本誌サイトの別のブログで、小さいながら大きな影響力をもつ国のリストを掲載している。そこに挙がっているスウェーデンや北朝鮮などに加え、ダライ・ラマ率いるチベット亡命政府を推薦したい。
──ジョシュア・キーティング
Reprinted with permission from "FP Passport" http://blog.foreignpolicy.com, 24/04/2009. © 2009 by Washingtonpost.Newsweek Interactive, LLC.
この筆者のコラム
リビアに散った2人の戦場カメラマン 2011.04.21
フェースブックは活動家がお嫌い? 2011.04.21
長老支配嘆くラウルの右腕は80歳 2011.04.20
中国FB会員25万人が一夜で消えた 2011.04.14
ベラルーシKGBの怪しいテロ捜査 2011.04.13
中国がタイムトラベル禁止令 2011.04.12
「コートジボワールの虐殺」捜査 2011.04.07