コラム
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

茜 灯里

作家・科学ジャーナリスト。青山学院大学客員准教授。博士(理学)・獣医師。東京大学理学部地球惑星物理学科、同農学部獣医学専修卒業、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。朝日新聞記者、大学教員などを経て第24回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞。小説に『馬疫』(2021 年、光文社)、ノンフィクションに『地球にじいろ図鑑』(2023年、化学同人)、ニューズウィーク日本版ウェブの本連載をまとめた『ビジネス教養としての最新科学トピックス』(2023年、集英社インターナショナル)がある。分担執筆に『ニュートリノ』(2003 年、東京大学出版会)、『科学ジャーナリストの手法』(2007 年、化学同人)、『AIとSF2』(2024年、早川書房)など。

サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

知床海難事故で注目の「飽和潜水」とは? 救助・捜索に不可欠な潜水法の仕組みと歴史

<海底に沈んだ観光船「KAZU I(カズワン)」の船内捜索で注目を集める「飽和潜水」──なぜ水深100メートル以深でも安全に潜水できるのか?

2022.05.24
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

100年ぶりの新しい細胞分裂様式「非合成分裂」は教科書を書き換えるか?

<ゼブラフィッシュの表層上皮細胞でDNA複製を伴わない細胞分裂が行われるのは、「急いで細胞を増やすためではないか」と台湾・中央研究院の陳振輝

2022.05.17
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

生命の「地球外起源説」を強力サポート 隕石の再分析でDNA、RNAの核酸塩基全5種の検出に成功

<北大低温科学研究所・大場康弘准教授らの研究グループによる超高感度の計測装置を用いた分析は、生命の地球外起源説を補強する成果を導き出した>

2022.05.10
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

翼竜にカラフルな羽毛の痕跡 恐竜との類似点、相違点から進化を考える

<「羽毛恐竜」は過去にも見つかっているが、翼竜では初めて。カラフルな羽毛は、「(現在の鳥類と同様に)異性の注意を引くために使われていた可能性

2022.05.03
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

単位の新しい接頭辞が31年ぶりに追加 なぜ今なのか? 必要性は?

<ロナ(10の27乗)、ロント(10のマイナス27乗)、クエタ(10の30乗)、クエクト(10のマイナス30乗)──なぜ新たな接頭辞が規定さ

2022.04.26
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

北海道で高病原性鳥インフルエンザが猛威 ヒトへの感染リスクと影響は?

<キツネにタヌキ、エミューのウイルス感染を確認──高病原性鳥インフルエンザの発生は、なぜ大きなニュースになるのか。ウイルスの特性、季節性イン

2022.04.19
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

ヒトゲノム完全解読、「究極の個人情報」にアクセスできる時代に起こり得ること

<「ヒトゲノム解析計画」の終了から約20年経過し、ついに完全解読に成功。生物学や医学への寄与が期待される一方、遺伝情報がもたらす差別など人権

2022.04.12
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

満開の桜が見られなくなる? 60年寿命説、地球温暖化──花見に迫る危機とは

<平安時代から続いてきた桜を愛でる春の宴は、'染井吉野'の寿命の問題と気温上昇のために近い将来できなくなるかもしれない> コロナ禍の影響で花

2022.04.05
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

発見された太陽系外惑星は5000個に 探査の歴史と究極の目的

<古くからSF作品のテーマになってきた太陽系外惑星だが、確証を持って発見されたのは1992年が初めてであり、その歴史は意外にも浅い。見つかっ

2022.03.29
サイエンス・ナビゲーター 茜 灯里

あくびをする動物──ヒト、ライオン、ジュゴン──と謎だらけの「あくびの科学」

<あくびの原因として最も支持されているのが「脳冷却仮説」だが、鳥羽水族館でジュゴンのあくびが確認されたことで「呼吸を伴う必要はない」という説

2022.03.22
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 4
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 7
    アメリカの雇用低迷と景気の関係が変化した可能性
  • 8
    【クイズ】中国からの融資を「最も多く」受けている…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「これは侮辱だ」ディズニー、生成AI使用の「衝撃宣…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 8
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 9
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 10
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中