炎上商法の天才メーガン・マークルはどれくらい金持ちか?
手にあるカードを最大限活かし金に変える手腕で彼女の右に出るものはいないかもしれない......REUTERS/Andrew Kelly
<結婚した時点でメーガン妃個人の純資産は200万ドル(約2億5,700万円)あったという。そしてNetflixドキュメンタリーや書籍の契約で......>
ヘンリー王子の回顧録、『スペア』(原題:Spare)が1月10日の発売初日から、40万部と、英国のノンフィクション作品史上、最速の売れ行きを記録している。賛否両論が溢れているが、これだけ話題になっているのだから、出版社としては大成功だろう。もちろんヘンリー王子の妻メーガン妃も、だ。
英王室を離脱してからというもの、英王室を批判する暴露ネタを期待されメディアに引っ張りだこのヘンリー王子夫妻。メーガン妃は、昨年、Varietyの「Power of Women 2022」に選出され、ここでもエリザベス2世との関係や彼女の人生に影響を与えた女性について語り、英王室をダシに注目を集めた。
メーガン妃は自身のポッドキャスト番組「Archetypes(アーキタイプス)」で英国なまりの英語を披露したり、英王室メンバーとして活動していたときに起きた「差別的な嫌なこと」を語り、毎週のように炎上していた。
ただ、彼女は抜かりない。「Archetypes(アーキタイプス)」をしっかり商標登録している。手にあるカードを最大限活かし金に変える手腕で彼女の右に出るものはいないかもしれない。
メーガン・マークルの純資産
Celebrity Net Worthによると、メーガン妃は夫のハリー王子との間に、6000万ドル(約77億円)の純資産を保有している。
ヘンリー王子との結婚によってサセックス公爵夫人、ダンバートン伯爵夫人、キルキール男爵夫人という称号を得たが、メーガン妃にはそれ以前の俳優としてのキャリアがある。結婚した時点でメーガン妃個人の純資産は200万ドル(約2億5,700万円)あったそうだ。
2020年のはじめに英王室から離脱したヘンリー王子夫妻は、ヘンリー王子が王室を通じて受け取った報酬の権利を手放した。
2020年3月、ハリー王子とメーガン妃は王室から経済的に切り離され、故ダイアナ元妃の遺産から相続した1,300万ドル(約17億2,000万円)分の信託を頼りにしていると、オプラ・ウィンフリーに話したという。しかし、それ以来、ハーリー王子夫妻は信じられないほどの富を築き上げた。
英王室を離れ、メーガン妃の地元である米カリフォルニア州に引っ越した2人は、Netflixと5年間で1億ドル(約128億円)の制作契約を結んだ。長編映画、子供向け番組、ドキュメンタリーなどを制作する。
また、スポティファイとも1,800万ドル(約23億円)の契約を結び、コンテンツ制作や番組の司会など、クリエイティブな活動を展開している。詳しい契約条件は発表されていないが、この契約は3500万ドル(約45億円)の価値があるのではないかと、ある業界専門家は米ニューズウィークに語っている。