最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)

2020年5月8日(金)13時18分

■米大統領、コロナ検査で陰性 ホワイトハウスの世話係が感染

米ホワイトハウスでトランプ大統領らの身の回りの世話をする軍所属のスタッフが新型コロナウイルスに感染したことが判明し、トランプ氏はペンス副大統領とともに新型コロナの検査を改めて受け、陰性の結果が出た。

■JPモルガン、従業員の職場復帰で日程固まらず=社内メール

米JPモルガン・チェースは7日、従業員宛ての社内メールで、在宅勤務している従業員を職場に復帰させるための具体的な日程はまだ固まっていないと伝えた。ロイターがメールを閲覧した。

■独コンチネンタル、設備投資を延期 新型コロナで自動車生産落ち込み

ドイツの自動車部品大手・コンチネンタルは7日、自動運転技術や生産能力の拡大のための投資を延期すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための都市封鎖(ロックダウン)で世界の自動車生産は25%減少。同社の第1四半期の営業利益は47%落ち込んだ。

■FRBのバランスシート、過去最高再び更新 増加ペースは鈍化

米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは今週、約6兆7700億ドルに拡大し、過去最高を再び更新した。ただ、新型コロナウイルス流行に伴うFRBの緊急措置に対する需要がやや落ち着く中、バランスシートの増加ペースは2カ月ぶりの水準に鈍化した。

■新興国市場、FRBの大規模緩和で資金再流入の兆し=IIF

米連邦準備理事会(FRB)が未曽有の大規模金融緩和に踏み切ったおかげで、3月に「突然動きが止まった」新興国市場に資金が戻りつつある兆しが見える――。国際金融協会(IIF)は7日、顧客向けの最新ノートでこうした分析を披露した。

■マイナス金利、危機下の米経済に有益でない=フィラデルフィア連銀総裁

米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は7日、現時点でマイナス金利は米経済の恩恵にならないとの見解を示した。企業や家計の支出を妨げているのは公衆衛生上の危機であり、資本コストの問題ではないためだとした。

■米ロ首脳が電話会談、トランプ氏は中国含めた軍縮を呼び掛け

トランプ米大統領は7日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談し、米国とロシアに中国を含めた効果的な軍縮を望む考えを示した。その上で、米国はコストのかかる軍拡競争を避けるための今後の協議を待ち望んでいると述べた。ホワイトハウスが明らかにした。

■トランプ氏、追加経済対策を検討 大統領令通じた措置の可能性も

トランプ米大統領は7日、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を支えるため政権内で追加景気対策を検討していることを明らかにし、大統領令による措置となる可能性があるとの見方を示した。

■増える「コロナ切り」、外国人労働者 生活の不安強まる

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自動車メーカーなどの工場で生産縮小が行われるなか、職を失う外国人労働者が増えている。政府は正確な数を把握していないが、雇用の調整弁として最初に切られる外国人の失業は、金融危機時以上の規模に拡大するとの見方もあり、生活の不安が強まっている。

■欧州委が救済基金の通常利用条件撤廃を提案、コロナ対策活用視野

欧州連合(EU)欧州委員会は7日、ユーロ圏の救済基金である欧州安定メカニズム(ESM)を加盟国が通常利用する場合に適用される条件の撤廃を提案した。新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けたユーロ圏経済をてこ入れする目的で、ESMを活用できるようにするためだ。

■ブラジル経済は崩壊の危機、経済相と大統領が警戒感

ブラジルのボルソナロ大統領とゲジス経済相は7日、国内経済は崩壊の危機にあるとの警戒感を示した。


【関連記事】
・東京都、新型コロナウイルス新規感染23人確認 39日ぶりに30人を切る
・「集団免疫」作戦のスウェーデンに異変、死亡率がアメリカや中国の2倍超に
・新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(7日現在)
・「ブラック企業・日本」がコロナ禍で犯し続ける不作為

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏とゼレンスキー氏が「非常に生産的な」協議

ワールド

ローマ教皇の葬儀、20万人が最後の別れ トランプ氏

ビジネス

豊田織機が非上場化を検討、トヨタやグループ企業が出

ビジネス

日産、武漢工場の生産25年度中にも終了 中国事業の
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 3
    トランプ政権の悪評が直撃、各国がアメリカへの渡航勧告を強化
  • 4
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 5
    アメリカ鉄鋼産業の復活へ...鍵はトランプ関税ではな…
  • 6
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 7
    ロシア武器庫が爆発、巨大な火の玉が吹き上がる...ロ…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    関税ショックのベトナムすらアメリカ寄りに...南シナ…
  • 10
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    「生はちみつ」と「純粋はちみつ」は何が違うのか?...「偽スーパーフード」に専門家が警鐘
  • 3
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初期に発見される
  • 4
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 5
    女性職員を毎日「ランチに誘う」...90歳の男性ボラン…
  • 6
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 7
    『職場の「困った人」をうまく動かす心理術』は必ず…
  • 8
    自宅の天井から「謎の物体」が...「これは何?」と投…
  • 9
    「100歳まで食・酒を楽しもう」肝機能が復活! 脂肪…
  • 10
    トランプ政権はナチスと類似?――「独裁者はまず大学…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 5
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中