最新記事

北朝鮮

北朝鮮、米トランプ政権との直接対話を要求=ラブロフ露外相

2017年12月8日(金)09時24分

 12月7日、ロシアのラブロフ外相(右中央)は、北朝鮮が治安面での保証を引き出すため、米国との直接対話を要求していることを明らかにした。写真左中央はティラーソン米国務長官。ウィーンで代表撮影(2017年 ロイター)

ロシアのラブロフ外相は7日、北朝鮮が治安面での保証を引き出すため、米国との直接対話を要求していることを明らかにした。ロシアの複数の通信社が報じた。

それによると、ラブロフ外相は7日、ウィーンでティラーソン米国務長官と会談し、その際、北朝鮮側の意向をティラーソン氏に伝えた。

インターファクス通信は、ラブロフ氏の発言として「北朝鮮が治安の保証を巡り米国と対話したがっていることは周知の事実で、われわれは後押しする用意がある」と報じた。

ラブロフ外相はまた、ティラーソン長官に対し、米韓合同軍事演習、および米国の挑発的な発言は朝鮮半島の緊張の高まりにつながっているとの見解を伝えた。ロシア外務省が明らかにした。

ロシア外務省の声明によるとラブロフ外相は「朝鮮半島近辺での米国の軍事演習、および攻撃的な発言による緊張の高まりは容認できない」との考えをあらためて表明。朝鮮半島の核問題を「外交手段のみを通して解決する」取り組みを再開する必要があるとの考えを伝えた。



[モスクワ 7日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米PCE価格、1月は前年比+2.5%

ビジネス

独CPI、2月速報はEU基準で+2.8% 前月と変

ワールド

中国主席がロシア高官と会談、国際問題での協調強化を

ビジネス

ビットコイン8万ドル割れ、週間で2年超ぶり大幅安 
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:破壊王マスク
特集:破壊王マスク
2025年3月 4日号(2/26発売)

「政府効率化省」トップとして米政府機関に大ナタ。イーロン・マスクは救世主か、破壊神か

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チームが発表【最新研究】
  • 3
    障がいで歩けない子犬が、補助具で「初めて歩く」映像...嬉しそうな姿に感動する人が続出
  • 4
    富裕層を知り尽くした辞めゴールドマンが「避けたほ…
  • 5
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 6
    イーロン・マスクのDOGEからグーグルやアマゾン出身…
  • 7
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
  • 8
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 9
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 10
    東京の男子高校生と地方の女子の間のとてつもない教…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中