サッカー試合の前座にリス!? 選手顔負けのステップにスカウトまで
リスとスタッフの攻防は数分間続いた Andrew Yates-REUTERS
<サッカー試合会場に現れたのは超小柄の期待の新人――わずか数分で会場を魅了したその正体とは>
10月24日に行われたカラバオ・カップ(イングランド・フットボールリーグカップ)4回戦、マンチェスター・シティとウルバーハンプトン・ワンダラーズの試合直前に珍客が現れた。
試合開始前の満員のマンチェスター・シティの本拠地エティハド・スタジアム、ピッチに現れたのは選手ではなくリスだった。会場スタッフの男性に挟みうちにされ逃走経路を阻まれるも、素早い動作で翻弄する。ピッチの端に追い込まれながらも、最後まで華麗なステップで逃走を諦めない。
They've done an expert job getting that squirrel off the pitch pic.twitter.com/UBKf65tKgp
— Sam Lee (@Sammy_Goal) 2017年10月24日
スタッフに捕まったかと思いきや噛んで応戦。劣勢ながら攻めの気持ちを前に出したリスだったが最終的に、スタッフの手で押さえこまれた。スタジアムを沸かせる善戦虚しく、御用となった。なお試合はもつれ込みPK戦に。マンチェスター・シティが4-1で制し、苦戦ながらも準々決勝に駒を進めた。
英デイリーメールが掲載したリスのプロフィールは、体長29.9cm、体重481.9g、最高速度19.9km、走行距離89m、走行時間(プレータイム)8分だった。
"Come on, City!" pic.twitter.com/stfcQAbYdY
— Manchester City (@ManCity) 2017年10月24日
(プレーに不満が残るのか、必死に何か訴えている)
リスの華麗なステップは会場だけじゃなく、選手の目にも止まったようだ。試合後にマンチェスター・シティのディフェンダー、ジョン・ストーンズ選手はツイートでこう言っている。「そのリスを見つけてセンターバックにする。(うちのチームの)エリアカン・マンガラよりは悪くないだろう」
Go find that squirrel and stick it at centre-back. Can't be much worse than Mangala
— JS (@Pepological) 2017年10月24日
(ジョン・ストーンズ選手のツイート)