最新記事

日本政治

小池都知事、新党「希望の党」代表に 衆院選へ全国規模で候補者擁立

2017年9月25日(月)16時31分

9月25日、小池百合子東京都知事は、都内で会見し、新党「希望の党」の立ち上げを発表した。同党の代表に就任するが、都知事としての職務は継続する意向を示した。写真は都庁で撮影(2017年 ロイター/Kim Kyung Hoon)

小池百合子東京都知事は25日、都内で会見し、新党「希望の党」の立ち上げを発表した。同党の代表に就任するが、都知事としての職務は継続する意向を示した。

また、安倍晋三首相が今月28日に衆院を解散する見通しとなっていることについて、大義なき解散であり、北朝鮮情勢が緊迫化するなかで、ふさわしい時期か疑問であると指摘した。

消費増税については、景気回復の実感が確かでないため、税率引き上げは経済に水を差す可能性があるとの見解を示した。

経済政策に関しては、アベノミクスを念頭に「日本経済は下がり続けている」と指摘。このまま「お友達のような関係では意味がない」と語った。

さらに法人税率を例に挙げ、トランプ米大統領が15%、マクロン仏大統領が25%への引き下げを目指していることに言及。大胆な改革が必要であり「日本は間に合っていない」と述べた。その上で、「しがらみのない政治が大切であると強調した。

衆院選の準備状況に対する質問では、何人を擁立するのか明言を避けたが、「オールジャパンで」と述べ、全国規模で立候補者を立てる方針を示した。

民進党の前原誠司代表とは、旧日本新党以来の知己であり「コミュニケーションは取れる」としながらも、政党同士の連携に関しては、政策の一致が大前提であり、その点が重要であるとした。

[東京 25日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2017トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

日鉄、ホワイトハウスが「不当な影響力」と米当局に書

ワールド

米議会、3月半ばまでのつなぎ予算案を可決 政府閉鎖

ワールド

焦点:「金のDNA」を解読、ブラジル当局が新技術で

ワールド

重複記事を削除します
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、何が起きているのか?...伝えておきたい2つのこと
  • 4
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 5
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 6
    【クイズ】世界で1番「汚い観光地」はどこ?
  • 7
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 8
    国民を本当に救えるのは「補助金」でも「減税」でも…
  • 9
    映画界に「究極のシナモンロール男」現る...お疲れモ…
  • 10
    クッキーモンスター、アウディで高速道路を疾走...ス…
  • 1
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いするかで「健康改善できる可能性」の研究
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    ウクライナ「ATACMS」攻撃を受けたロシア国内の航空…
  • 8
    電池交換も充電も不要に? ダイヤモンドが拓く「数千…
  • 9
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 10
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 5
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 6
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中