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核実験北朝鮮、安保理追加制裁採択なら「米国に代価支払わせる」とけん制
9月11日、北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮外務省報道官は、米国が北朝鮮に対する新たな国連の制裁措置の導入を求めていることを非難し、採択されれば「米国に相応の代価を支払わせる」とけん制した。写真は北朝鮮国旗。2016年2月撮影(2017年 ロイター/Jason Lee)
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)によると、北朝鮮外務省報道官は11日、米国が6回目の核実験を実施した北朝鮮に対し、新たな国連安全保障理事会の制裁措置の導入を求めていることを非難し、採択されれば「米国に相応の代価を支払わせる」とけん制した。
米国は原油・石油製品の禁輸措置のほか、金正恩朝鮮労働党委員長に対する資産凍結と渡航禁止を含む制裁決議案を提示していることが、ロイターが入手した草案で明らかになっている。
北朝鮮外務省の報道官は、米国は国連安保理を意のままに操るため「死に物狂い」になっていると批判。核実験は「正当な自衛的措置」だったとした。
「米国が制裁強化という違法な『決議案』の採択を強行した場合、米国に相応の代価を支払わせる」と警告。「米国のこれまでの想定を上回る強力な行動を連続的に講じる」とした。
「北朝鮮は米国の加速する敵対的行動や核の脅威を抑止し、朝鮮半島や周辺地域での核戦争の危険を防止するため、超強力な熱核兵器を完成させた」と主張した。
KCNAは10日、核実験に貢献した科学者らや朝鮮人民軍・朝鮮労働党の高官らのため、金正恩委員長が宴会を催したと報じた。