最新記事

動物

サウジアラビアの連続ネコ襲撃事件に国中が動揺

2017年8月3日(木)17時47分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

tmprtmpr-iStock

<猫殺し動画を投稿する男を捕まえることはできるのか......>

サウジアラビアで猫を狙った襲撃事件が相次ぎ、ソーシャル上で犯人への批判が高まっている。

犯人の男は、西部の都市ジッダの街中にいる猫をライフル銃のようなもので狙い撃つ動画をスナップチャットで配信。ツイッタ―にも加工動画を投稿した。SNSを中心に騒ぎは広がり、サウジアラビア農水省が声明を発表する事態に。現在も、地元の警備機関と協力し、犯人の行方を追っている。

(犯人と見られる男)


中東社会で猫は「清潔で愛すべき真のペット」として大切にされている。同省は声明で、「この行為はイスラムの教えに反すると同時に、サウジアラビアの法律にも反する」と強調している。

【参考記事】「世界猫の日」分断解消のカギを握るネコたち
【参考記事】垂れ耳猫のスコフォがこの世から消える!? 動物愛護団体から残酷との声


際立つ残忍性

犯行の様子を収めたある動画は、道に置かれたボウルに入った水を飲む猫を、ライフル越しに狙うシ―ンから始まる。猫に水を与えたであろう人をあざけ笑いながら、発砲。苦しんで暴れる猫の姿がよくわかる。犯人の男は近所の猫に自分の車を汚されたことを怒っているという。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

JPX、山道CEOらの報酬減額 東証元社員のインサ

ワールド

米環境保護局長官にゼルディン氏、上院が承認

ワールド

旅客機が米軍ヘリと衝突、ワシントンのレーガン空港付

ワールド

デンマーク主権はEUの「本質的問題」、トランプ発言
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプ革命
特集:トランプ革命
2025年2月 4日号(1/28発売)

大統領令で前政権の政策を次々覆すトランプの「常識の革命」で世界はこう変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 3
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? 専門家たちの見解
  • 4
    トランプのウクライナ戦争終結案、リーク情報が本当…
  • 5
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 6
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 7
    東京23区内でも所得格差と学力格差の相関関係は明らか
  • 8
    女性が愛おしげになでていたのは「白い犬」ではなく.…
  • 9
    フジテレビ局員の「公益通報」だったのか...スポーツ…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果が異なる【最新研究】
  • 4
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 5
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 6
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    煩雑で高額で遅延だらけのイギリス列車に見切り...鉄…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 7
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 8
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
  • 9
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性…
  • 10
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中