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ミサイル実験米国防省、THAADによる中距離弾道ミサイル迎撃実験に成功
7月11日、米国防総省ミサイル防衛局は、米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)の実験を行い、中距離弾道ミサイル(IRBM)の迎撃に成功したと発表した。写真は、ハワイ北方を飛行中の米空軍機が発射したミサイルを迎撃するアラスカ州コディアク島に設置されたTHAAD。提供写真(2017年 ロイターLeah Garton/Missile Defense Agency/Handout via REUTERS)
米国防総省ミサイル防衛局は11日、米軍の新型迎撃ミサイルTHAAD(サード)の実験を行い、中距離弾道ミサイル(IRBM)の迎撃に成功したと発表した。
迎撃したのは北朝鮮などが開発中のミサイルに似せたもの。実験は数カ月前から計画されていたが、北朝鮮が4日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験をした後だけに、重要性が高まった。
THAADによるIRBMの迎撃実験は初めて。IRBMはより短距離のミサイルに比べて追跡が難しいとされ、IRBMに対するTHAADの迎撃能力はこれまで実証されていなかった。
今回の実験では、ハワイ北方を飛行中の米空軍機が発射したミサイルを、アラスカ州コディアク島に設置されたTHAADが迎撃した。THAADの実験は14回目で、すべて成功している。
ミサイル防衛局は「IRBMの脅威に対するTHAADの実験成功は、北朝鮮その他の国々のミサイル開発の脅威に対する米国の防衛能力を強化するものだ」との声明を発表した。
米国は今年、韓国にTHAADを配備している。