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日本政治稲田防衛相、PKO日報保管の非公表を否定 監察聴取に応じる意向
7月21日、稲田朋美防衛相は午前の閣議後会見で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた事実を非公表にするとの方針を稲田氏が了承していたとの報道を改めて否定した。6月撮影(2017年 ロイター/Edgar Su)
稲田朋美防衛相は21日午前の閣議後会見で、南スーダン国連平和維持活動(PKO)部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた事実を非公表にするとの方針を稲田氏が了承していたとの報道を改めて否定した。その上で、一連の日報問題を調査している防衛監察本部の聴取に応じる考えを明らかにした。
稲田防衛相は「隠蔽することを了承したこともなければ、日報のデータが陸自に保管されているという報告を受けたことはなかった」と発言。「(大臣、副大臣、政務官の)政務三役も防衛監察本部の聴取に協力する考えであり、すでに監察本部にその旨を伝えた」と述べた。
その上で「(防衛省に)改めるべき体質があればしっかりと改革をしていきたい。やるべきこと、なすべきことをしっかりやっていきたい」と述べ、辞任する考えがないことを明らかにした。
日本の複数のメディアは、南スーダンPKOの日報を廃棄したとしながら陸自が保管していた問題で、今年2月15日に行われた緊急会議で、稲田防衛相が保管の事実を非公表とする方針を幹部から伝えられ、了承していたことがわかったと報じている。
(久保信博)