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パラセル諸島に中国の戦闘機 衛星写真で1年ぶりに確認

2017年4月8日(土)10時45分

4月6日、米シンクタンクは、中国が実効支配するパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島で同国の戦闘機が約1年ぶりに確認されたと明らかにした。写真は3月AMTI提供による衛星写真。写っているのは中国のJ─11戦闘機(2017年 ロイター)

米シンクタンクは6日、中国が実効支配するパラセル(西沙)諸島のウッディー(永興)島で同国の戦闘機が約1年ぶりに確認されたと明らかにした。

戦略国際問題研究所(CSIS)が運営するサイト「アジア海洋透明性イニシアチブ(AMTI)」によると、3月29日に撮影された衛星写真で中国の「J-11」戦闘機が1機確認された。トランプ大統領就任後初めてとなる。

AMTIのディレクター、グレッグ・ポーリング氏は同島付近に中国の戦闘機が現れたのは1年ぶりと指摘し、「付近の格納庫にもっといる可能性が高い」との見方を示した。その上で同じく同国が領有権を主張するスプラトリー(南沙)諸島でも同様の動きがある可能性が高いとの見方を示した。

米政府高官は中国がウッディー島近辺で軍事施設を建設したことを理由に、戦闘機が現れたのは驚きではないと述べた。

[ワシントン 6日 ロイター]


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