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アメリカ政治米司法長官、ロシアとの接触巡る捜査に不関与表明 民主は辞任迫る
3月2日、セッションズ米司法長官(写真)は昨年の大統領選期間中に駐米ロシア大使と面会していた問題を巡り、選挙について話し合われたかどうかを調べる捜査に関与しないと述べた。司法省で撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas)
セッションズ米司法長官は2日、昨年の大統領選期間中に駐米ロシア大使と面会していた問題を巡り、選挙について話し合われたかどうかを調べる捜査に関与しないと述べた。
セッションズ氏は、昨年9月の面会はロシア大使の要請だったと説明。選挙に関連してロシア側と接触したことはないと明言した。
ただ、議会の指名承認公聴会で面会の事実を明らかにしなかったことは問題なかったとし、トランプ陣営関係者としてではなく、上院議員として面会したと釈明した。
セッションズ氏は「選挙に関連する問題には関与してこなかった」と説明。これに対し、民主党下院トップのペロシ院内総務は「(指名承認公聴会での)偽証を言い逃れるための限定的な捜査不関与や反省」は全く不適当だと批判し、あらためて辞任を求めた。
セッションズ氏が捜査に関与しないと表明したことで、司法長官が捜査の経過報告を受けないほか、連邦捜査局(FBI)が起訴に踏み切った場合も司法省による対応決定にも関与しないことになる。