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日本政治籠池氏「国有地取得で政治的関与、首相夫人から寄付100万」
3月23日、学校法人森友学園の理事長を退任する意向を示している籠池泰典氏は、午前の参院予算委員会の証人喚問で、2015年に同学園運営の幼稚園に講演のため訪れた安倍晋三首相夫人の昭恵氏から寄付金として100万円を受け取り、名誉なことなので鮮明に覚えていると述べた。写真は都内で撮影(2017年 ロイター/ Issei Kato)
学校法人森友学園の理事長を退任する意向を示している籠池泰典氏は、23日午前の参院予算委員会の証人喚問で、2015年に同学園運営の幼稚園に講演のため訪れた安倍晋三首相夫人の昭恵氏から寄付金として100万円を受け取り、名誉なことなので鮮明に覚えていると述べた。
さらに、国有地取得で政治的関与があったのではないかと思っている、と語った。
小学校設置計画について「首相や昭恵夫人など多くの方々から理解をいただき感謝している」が、「手のひらを返すように離れていくのを目のあたりにした」とも述べた。
最近は昭恵夫人から「口止めとも受け取れるメールが届いた」とし、「トカゲのしっぽ切りにせず、他の関係者を呼び真相を究明して欲しい」と強調した。
<昭恵夫人の応援で世間的信用、財務省前向き>
籠池氏によれば、昭恵夫人に小学校の名誉校長就任を要請したところ「即断」。「昭恵夫人の応援は世間的に信用につながった」とし、「遅々として進まなかった借地権交渉などがスピード感を持って進んだ」という。また近畿財務局など行政当局にも「名誉校長が昭恵氏と伝えていた」という。
用地の地下からゴミが発見された後に、「財務省が前向きと感じた」とも語った。
籠池氏は小学校建設を巡り協力を依頼した先として日本維新の会の東徹総務会長、自民党の柳本卓治参院議員、既に引退した北川イッセイ元国土交通副大臣の名前を挙げた。
森友学園問題発覚後、顧問弁護士を通じて財務省理財局の嶋田賢和課長補佐から10日間身を隠すよう指示があったと述べた。
(竹本能文 編集:吉瀬邦彦)