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アメリカ政治トランプ政権、フリン大統領補佐官が辞任 対ロ制裁巡る疑惑で
2月13日、米ホワイトハウスは、フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が同日夜に辞任したと発表した。同氏を巡っては、トランプ大統領の就任前にロシア側と米国の対ロ制裁について協議した疑いが出ている。フロリダ州で12日撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)
米ホワイトハウスは、フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が13日夜に辞任したと発表した。同氏を巡っては、トランプ大統領の就任前にロシア側と米国の対ロ制裁について協議した疑いが出ている。
辞任に伴い、国家安全保障会議(NSC)のアドバイザーを務める元陸軍中将のキース・ケロッグ氏が代行を務める。
ホワイトハウスのある高官によると、フリン氏の後任には、ケロッグ氏のほか、デビッド・ペトレイアス元中央情報局(CIA)長官、中央軍副司令官を務めたロバート・ハワード氏が検討されている。
フリン氏は当初、ロシア側と制裁について協議したことはないと説明していたが、傍受された通話記録により、フリン氏とキスリャク・ロシア大使との会話に制裁問題が取り上げられていたことが発覚した。
就任前だったフリン氏がロシア側と制裁について話すことは、民間人による外交政策への介入を禁止した法律に抵触する可能性がある。
フリン氏は辞表のなかで「遺憾なことながら、ロシア大使との電話に関して、うかつにも不完全な説明をしてしまった。私は大統領と副大統領に心からの謝罪を行い、私の謝罪は受け入れられた」などと語った。
米政府高官はフリン氏とロシア大使の通話記録について、フリン氏は制裁解除を約束はしなかったと述べた。ただ、ウクライナ問題を理由にオバマ大統領(当時)が科した制裁は「米国とロシアの関係改善を目指す政権に引き継がれるとは限らない」ことを示唆していたという。
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