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テロベルリンのトラック突入で亡命希望者関与か、ドイツ警察行方追う
12月21日、ベルリンのトラック突入で、地元警察はチュニジア亡命希望者の行方を追っている。写真はクリスマス市会場で作業を行う人。同日撮影(2016年 ロイター/Christian Mang)
ドイツ・ベルリンのクリスマス市にトラックが突っ込み12人が死亡した件で、地元警察はチュニジアから入国し、亡命を希望していた男の行方を追っている。
トラック運転席の下から身分証明書が見つかったという。当局者や安全保障関係筋が21日、明らかにした。
安全保障関係筋は、ベルリンの捜査当局が発見した身分証明書に、1992年にチュニジアで生まれた、アニス・Aという人物の名前が記されていたと明かした。
男について、ノルトライン・ウエストファーレン(NRW)州内相は、昨年7月ドイツに入国したもようで、亡命を申請したが拒否されたとの認識を示した。
内相によると、男は異なる名前を使っていたとみられ、イスラム教主義関係のネットワークと接触したと、治安当局が特定していた。2月からベルリンなどに居住、最近はNRWに滞在していた。
治安当局は11月以降、男が脅威を与える恐れがあると認識。亡命申請拒否後、国外追放されるはずだったが、書類不備でできなかったという。
チュニジア外務省の報道官は、情報を確認すると説明した。