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米中関係台湾の蔡英文総統の南米訪問、米国経由させぬよう中国が米に要請
12月6日、中国は台湾の蔡英文総統が来年1月にグアテマラを訪問する際、米国経由を認めないよう、米当局者に求めた。写真は台北市3月撮影(2016年 ロイター/Tyrone Siu)
中国は6日、台湾の蔡英文総統が来年1月にグアテマラを訪問する際、米国経由を認めないよう、米当局者に求めた。
中国外務省はロイターへの声明で、「一つの中国」原則は国際社会で一般的に認められていると指摘。米国が蔡総統の同国滞在を認めず、台湾の「独立派」に誤ったメッセージを送らないことを望む、とした。
米国務省のトナー報道官は5日、蔡総統が米国経由で中米を訪問した場合、米当局者と面会するかどうかについて情報を得ていないと述べた。その上で、台湾総統が米国に立ち寄ることもあるが、それは両国の非公式の関係によるものだとした。
トランプ次期米大統領の政権移行チームのアドバイザーは、蔡総統がニューヨークを経由したとしてもトランプ氏と会談する可能性は「非常に低い」との見方を示した。
グアテマラのモラレス外相は5日、蔡総統が1月11、12日に同国を訪問すると明らかにした。台湾紙の自由時報は、蔡総統が中米のニカラグア、グアテマラ、エルサルバドルを訪問する際、ニューヨークを経由することを計画していると報じていた。
トランプ氏と蔡総統は2日に電話会談を行った。