最新記事

日本政治

トランプ政権の政策注視、TPP採決は不要になった 蓮舫・民進党代表

2016年11月9日(水)20時07分

11月9日、民進党の蓮舫代表(写真)は、米大統領選挙で共和党のトランプ氏が次期大統領に決まったことを受け、「同氏の当選に祝意を表したい」としつつ「新政権の具体的政策を注意深く見守る必要がある」とする談話を発表した。都内で9月撮影(2016年 ロイター/Toru Hanai)

 民進党の蓮舫代表は9日、米大統領選挙で共和党のトランプ氏が次期大統領に決まったことを受け、「同氏の当選に祝意を表したい」としつつ「新政権の具体的政策を注意深く見守る必要がある」とする談話を発表した。

 談話では、女性の尊厳を守り、マイノリティの権利を守る多様性が米国の強さの根源であると指摘、「同氏の過去の言動とは異なる寛容な行動を期待したい」とした。

 同代表は談話発表後、国会内で記者団に対し、同氏勝利の要因について「グローバリズムの行き過ぎがもたらした格差に対し、壊してもらいたいという強い期待があるのではないか」と語った。

 一方、環太平洋連携協定(TPP)については、トランプ氏が繰り返し否定的な発言を行っているとして、米国の動向を注意する必要があり、日本は「現状での採決の必要性は全くない」とした。

 (宮崎亜巳)

[9日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

NYの感謝祭パレード一時中断、親パレスチナのデモ参

ビジネス

ECB、12月に大幅な利下げの可能性残すべき=仏中

ワールド

バイデン氏、トランプ氏にメキシコ・カナダ関税の再考

ワールド

メキシコ大統領、トランプ氏との電話協議で「関税は議
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖値改善の可能性も【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    ペットの犬がヒョウに襲われ...監視カメラが記録した…
  • 5
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 6
    トランプを勝たせたアメリカは馬鹿でも人種差別主義…
  • 7
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 8
    日本を標的にする「サイバー攻撃者」ランキング 2位…
  • 9
    谷間が丸出し、下は穿かず? 母になったヘイリー・ビ…
  • 10
    NewJeansはNewJeansじゃなくなる? 5人と生みの親ミ…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 6
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 7
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 8
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 9
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 10
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中