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アメリカ政治トランプ「感謝祭の休暇中も懸命に尽力」 実務をアピール
11月24日、トランプ米次期大統領は、インディアナ州のエアコンメーカー、キャリアが雇用の海外移転を取りやめるよう、感謝祭の休暇中も尽力していると明らかにした。写真はメイン州で6月撮影(2016年 ロイター/Brian Snyder)
トランプ米次期大統領は24日、インディアナ州のエアコンメーカー、キャリアが雇用の海外移転を取りやめるよう、感謝祭の休暇中も尽力していると明らかにした。
自身が所有するフロリダ州のゴルフリゾートで感謝祭の休日を家族と過ごしているトランプ氏は、「キャリアが米国にとどまるよう、感謝祭の日も懸命に掛け合っている」とツイッターに投稿し、「進展が見られる。もうじき結果が出る」と付け加えた。
これに対し、キャリアもツイッターで「次期政権と話し合い」を行ったが、「現時点で発表することはない」と応じた。
ユナイテッド・テクノロジーズ傘下のキャリアは今年、1400人の雇用を3年かけてインディアナ州からメキシコに移転する計画を発表した。
トランプ氏は選挙戦で、キャリアの決定を例に貿易協定は米国民に不利益だと主張、メキシコから米国に輸入される同社製のエアコンに関税をかけると発言していた。
選挙戦では、一部車種の製造を海外に移転するとしたフォード・モーターの計画も批判。フォードは今月、移転計画を撤回した。