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アメリカ経済ウォール街はトランプ景気に沸く ダウ終値が連日最高値更新
11月11日、米株はダウ終値で連日過去最高値を更新、週間では2011年以来の高い伸びとなった。写真はニューヨーク証券取引所のトレーディングフロアの様子。前日撮影。(2016年 ロイター/ Brendan McDermid)
トランプ次期大統領による金融セクターなどでの規制簡素化やインフラ投資拡大などへの期待から、S&P500金融株<.SPSY>は過去3日で8%上昇と、2008年以来の大幅な伸びを記録。S&P工業株<.SPLRCI>は5%、S&Pヘルスケア<.SPXHC>も3%上昇した。
ダウ<.DJI>は週足で5.4%上昇と、2011年以来の高い伸びを記録。S&P総合500種<.SPX>も3.8%高と、2年ぶりの大幅高となった。
リッジウォース・インベストメンツのアラン・ゲイル氏は「ここ数日市場で広がっていた楽観的なトーンが裏打ちされるかどうかを見極めようと、(トランプ氏による)人事や政策が注視されている」と語った。
ナスダック・バイオテク株<.NBI>はこの日0.64%低下したものの、週間では10%高と、2000年以来の強い伸びとなった。
フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長はこの日、米経済の見通しはFRBが緩やかな利上げを進めるのに十分力強いとの認識を示しつつも、米長期金利の上昇を注視していると語り、株式相場に漂う強気なセンチメントを幾分冷やす格好となった。
個別銘柄では、半導体大手エヌビディアが30%急騰し、ナスダック総合<.IXIC>押し上げに寄与した。四半期売上高が約6年ぶりの大幅増になったことを好感した。
娯楽大手ウォルト・ディスニーは2.86%高。2017年度の1株利益は小幅増、2018年度およびそれ以降は「一段と大幅な伸び」になると予想し、業績見通しをめぐる投資家の不安を和らげた。バークレイズは投資判断を「アンダーウエート」から「イコールウエート」に引き上げた。
騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は1.16対1。ナスダックも2.36対1で上げが下げを上回った。
米取引所の合算出来高は約96億株で、直近20営業日の平均である75億株を上回った。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 18847.66 +39.78 +0.21 18781.65 18855.78 18736.96 <.DJI>
前営業日終値 18807.88
ナスダック総合 5237.11 +28.32 +0.54 5191.82 5241.08 5179.64 <.IXIC>
前営業日終値 5208.80
S&P総合500種 2164.45 -3.03 -0.14 2162.71 2165.92 2152.49 <.SPX>
前営業日終値 2167.48
ダウ輸送株20種 8578.65 +22.05 +0.26 <.DJT>
ダウ公共株15種 627.82 -2.36 -0.37 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 837.24 +31.15 +3.86 <.SOX>
VIX指数 14.17 -0.57 -3.87 <.VIX>
S&P一般消費財 633.21 +4.03 +0.64 <.SPLRCD>
S&P素材 301.58 -4.02 -1.32 <.SPLRCM>
S&P工業 526.73 +1.51 +0.29 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 517.80 -0.83 -0.16 <.SPLRCS>
S&P金融 359.43 +1.39 +0.39 <.SPSY>
S&P不動産 180.92 +0.25 +0.14 <.SPLRCREC>
S&Pエネルギー 511.21 -8.62 -1.66 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 813.91 -12.35 -1.49 <.SPXHC>
S&P電気通信サービス 154.10 -0.14 -0.09 <.SPLRCL>
S&P情報技術 788.69 +3.72 +0.47 <.SPLRCT>
S&P公益事業 233.27 -0.90 -0.38 <.SPLRCU>
NYSE出来高 11.73億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 17440 + 40 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 17420 + 20 大阪比 <0#NIY:>