最新記事

2016米大統領選

クリントンが若年層の支持拡大、トランプは低迷

2016年10月27日(木)10時40分

 10月26日、クリントン氏が若年層の間で支持を広げ、トランプ氏は低迷していることが、ハーバード大の調査で分かった。写真はセントルイスで9日撮影(2016年 ロイター/Rick Wilking)

 米大統領選挙の民主党候補ヒラリー・クリントン氏が、18─29歳の若年層の間で支持を広げていることが26日、米ハーバード大学の調査で明らかになった。

 同調査によると、クリントン氏に投票するとの回答は49%と、共和党のドナルド・トランプ候補の28%を大きく上回った。2012年の前回の大統領選の同時期の調査では、民主党のオバマ大統領と共和党候補だったミット・ロムニー氏との差はこれほど大きくなかった。

 このほか、「リバタリアン党」のゲーリー・ジョンソン元ニューメキシコ州知事に投票するとの回答は約14%、「緑の党」のジル・スタイン氏は5%。ただ、ジョンソン氏に投票すると回答した人たちのうち、3分の1以上が投票日までに気を変える可能性があるとした。「未定」との回答は11%だった。

 調査ではまた、51%が米国の将来に「恐れを感じている」と回答。米国は正しい方向に向かって進んでいると信じているとの回答は14%にとどまった。

 このほか、約62%がトランプ氏が当選すれば米国の人種問題が悪化すると回答。クリントン氏が当選すれば同問題が悪化するとの回答は22%だった。

 調査は今月7─17日に実施。2150人から回答を得た。

 すべての年齢層を含む世論調査でも、差は若年層ほど大きくないものの、クリントン氏がリードしている。

[ボストン 26日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ヒズボラが停戦合意違反、イスラエルが非難 レバノン

ワールド

豪中銀総裁「当面は利下げできず」 コアインフレ依然

ワールド

米中が囚人交換、相互に3人釈放 米は渡航勧告を緩和

ワールド

台湾軍が防空訓練実施、総統外遊控え 中国は立ち寄り
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖値改善の可能性も【最新研究】
  • 4
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 5
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 6
    「健康寿命」を2歳伸ばす...日本生命が7万人の全役員…
  • 7
    「健康食材」サーモンがさほど健康的ではない可能性.…
  • 8
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 9
    谷間が丸出し、下は穿かず? 母になったヘイリー・ビ…
  • 10
    未婚化・少子化の裏で進行する、「持てる者」と「持…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 7
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 10
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中