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民主化タイ当局、香港「雨傘運動」指導者・黄之鋒の入国拒否、中国の圧力か
2016年10月5日(水)19時33分
10月5日、タイ当局は、2014年の香港民主化デモを主導した学生運動家、黄之鋒(ジョシュア・ ウォン)氏(写真中央)の入国を拒否した。支援者らは、中国からの圧力によるものだと指摘し、反発を強めている。香港で5日撮影(2016年 ロイター/Bobby Yip)
タイ当局は5日、2014年の香港民主化デモを主導した学生運動家、黄之鋒(ジョシュア・ ウォン)氏(19)の入国を拒否した。支援者らは、中国からの圧力によるものだと指摘し、反発を強めている。
ウォン氏は、タイの2大学で香港の「雨傘運動」や新党「デモシスト」の結成について講演するよう招かれていたが、バンコクで身柄を拘束された。移民当局はロイターに対し、ウォン氏はタイ入国を拒否され、香港に送還されることを確認した。
タイ紙「ネーション」は、空港の入管警察幹部の発言として、同氏は「中国の要請によって」ブラックリストに載せられていたと報じている。
ウォン氏は4日、フェイスブックに、バンコクへの旅が心配と投稿していた。
タイは2014年のクーデターで軍政となり、以来当局者らは中国との距離を縮めている。
[バンコク/香港 5日 ロイター]
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