最新記事

宇宙

アマゾン創業者ベゾスが新型ロケット構想、スペースXらと新宇宙競争時代へ

2016年9月13日(火)10時38分

9月12日、米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏(左)は、同氏が設立した宇宙企業ブルー・オリジンが再利用可能な重量物打ち上げロケットを開発すると発表した。昨年9月撮影。提供写真(2016年 ロイター)

米アマゾン・ドット・コムの創業者ジェフ・ベゾス氏は12日、同氏が設立した宇宙企業ブルー・オリジンが再利用可能な重量物打ち上げロケットを開発すると発表した。10年以内に、イーロン・マスク氏率いるスペースXや商業衛星の打ち上げを行う他社と競合する見通し。

ブルーオリジンは2種類の新型機を設計する。名称は「ニュー・グレン」で、米航空宇宙局(NASA)のマーキュリー計画で米国人として初めて地球周回軌道を飛行した最後の生存者ジョン・グレン氏から命名された。

ベゾス氏はロイターあての電子メールで、「ニュー・グレンは商業衛星の発射や、宇宙での有人飛行の実施のため設計される」とコメントした。

ニュー・グレンは2種類とも第1段にメタン燃料を使用するBE―4エンジンが7基搭載される。同社は発射場と試験施設を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地に建設中で、ロケットの製造工場はNASAのケネディ宇宙センターに隣接する。



[ケープカナベラル(米フロリダ州) 12日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

豪中銀総裁「当面は利下げできず」 コアインフレ依然

ワールド

米中が囚人交換、相互に3人釈放 米は渡航勧告を緩和

ワールド

台湾軍が防空訓練実施、総統外遊控え 中国は立ち寄り

ワールド

イスラエル軍、レバノン南部の町を戦車で砲撃=治安筋
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖値改善の可能性も【最新研究】
  • 4
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 5
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 6
    「健康寿命」を2歳伸ばす...日本生命が7万人の全役員…
  • 7
    「健康食材」サーモンがさほど健康的ではない可能性.…
  • 8
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 9
    谷間が丸出し、下は穿かず? 母になったヘイリー・ビ…
  • 10
    未婚化・少子化の裏で進行する、「持てる者」と「持…
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 4
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳か…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 7
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式ト…
  • 10
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 10
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中