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人権問題中国、人種差別に断固反対と表明 エア・チャイナのロンドン観光記事問題で
もの言えば唇寒し…… 9月8日、中国は、中国国際航空(エア・チャイナ)が人種差別的な表現が掲載された機内誌を回収したことを受け、あらゆる種類の人種差別に反対すると表明した。写真はエア・チャイナのロゴ。北京で3月撮影(2016年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
中国は8日、中国国際航空(エア・チャイナ)<601111.SS> <0753.HK>が人種差別的な表現が掲載された機内誌を回収したことを受け、あらゆる種類の人種差別に反対すると表明した。
ロイターが確認した内容によると、機内誌の英ロンドンに関する記事で「インド系、パキスタン系、黒人が主に居住する地域を訪問する際は注意が必要」と書かれており、インターネット上で批判が高まっていた。
中国国際航空は機内誌をすべて回収したと発表。「(今後は)同様の問題を避ける」よう出版社に求めたとし、機内誌の内容は中国国際航空の見解とは異なると説明した。
同社がロイターに送った声明によると、出版社は「不適切な文言」で中国国際航空に損害を与えたとして謝罪した。
中国外務省の華春瑩報道官は、「中国国際航空が調査を通じて問題に適切に対応することを望む」とし、すべての人種の平等を支持するとともに、あらゆる種類の人種差別に断固として反対すると述べた。