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2016米大統領選クリントン氏「一家の慈善団体は国務長官の職務に影響せず」 事業縮小し提携相手を探す
米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏は26日、一家の慈善団体「クリントン財団」について、国務長官在任中に財団の活動が自身の責務に影響を及ぼしたことはないと言明した。写真は15日、ペンシルバニア州スクラントンで撮影(2016年 ロイター/Charles Mostoller)
米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン氏は26日、一家の慈善団体「クリントン財団」について、一部の慈善事業縮小に向け、提携相手を模索していると明らかにした。そのうえで、国務長官在任中に財団の活動が自身の責務に影響を及ぼしたことはないと言明した。
クリントン氏はMSNBCとのインタビューで「財団は提携相手を探しているが、時間がかかるだろう」と指摘。「簡単にプログラムを中止することはできないため、段階的に縮小するには時間がかかる。提携相手との交渉もかなり骨の折れる仕事だ」と述べた。
そのうえで「私の国務長官としての仕事が外部の圧力に影響されたことはない。すべての政策決定は、米国民の安全維持と海外における米国の利益保護に必要との判断に基づき行った。私の側近も適切な行動をとってきたと確信している」と語った。
クリントン財団をめぐっては、寄付などをめぐり、クリントン氏の利益供与疑惑が浮上している。財団は今後、一部の海外からの寄付や企業献金を受け取らない方針も示しているほか、財団の立ち上げに関わった夫のビル・クリントン元米大統領は、ヒラリー・クリントン氏が11月の大統領選で勝利することになれば、役員を辞任する意向を表明している。