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難民ドイツで療養施設から逃げた難民を逮捕、「爆破してやる」と叫び脱走
7月27日、ドイツの連邦警察は、ブレーメンで「爆破してやる」と叫びながら精神科の療養施設から脱走した19歳のアルジェリア人難民男性を逮捕した。写真はドイツ国旗。ベルリンで4月撮影(2016年 ロイター/Fabrizio Bensch)
ドイツの連邦警察は27日、ブレーメンで「爆破してやる」と叫びながら精神科の療養施設から脱走した19歳のアルジェリア人難民男性を逮捕した。
ドイツでは最近、襲撃事件が相次いでおり、国民は神経をとがらせている。
独連邦警察は数時間にわたる捜索の後、ブレーメン中央駅で難民の男性を逮捕。ニーダーザクセン州の警察によると、ショッピングセンターから買い物客を退避させる騒ぎになったという。
警察によると、この男性は複数回にわたる窃盗の疑いで週末に身柄を拘束されており、その際に過激派組織「イスラム国(IS)」や、22日にミュンヘンのショッピングセンターで銃を乱射し9人を殺害した後に自殺した男性に共感しているような発言をしていた。ただ、ISとの実際の結びつきを示す証拠は出てこなかったという。
ドイツでは今月18日以降、4件もの襲撃事件が相次ぎ、襲撃犯を含め15人の命が奪われている。ドイツの警察はこのうち2件がISに関係があるとみている。