最新記事

2016米大統領選

ヒラリー、トランプの外交政策は「危険なほど支離滅裂」と批判

2016年6月3日(金)19時14分

6月2日、米大統領選の民主党候補指名を目指すヒラリー・クリントン氏は、共和党候補指名が確定したドナルド・トランプ氏の外交政策について「危険なほど支離滅裂だ」と批判した。写真はニュージャージ州・ラトガース大学で講演中の同氏。1日撮影(2016年 ロイター/Adress Latif)

 米大統領選の民主党候補指名を目指すヒラリー・クリントン氏は2日、共和党候補指名が確定したドナルド・トランプ氏の外交政策について「危険なほど支離滅裂だ」と批判した。

 クリントン氏は、カリフォルニア州サンディエゴで外交・安全保障をテーマに演説。トランプ氏がイスラム教徒の米国への入国を一時的に禁止すべきだと主張したことや、北朝鮮の核問題解決に向け金正恩朝鮮労働党委員長と会談することに前向きな姿勢を示したことなどを取りあげ、米国の安全を守るためには、トランプ氏よりも自身の方がはるかに良い仕事をする、と主張。「トランプ氏の考えは、他と異なっているというだけでなく、危険なほど支離滅裂だ」と批判した。

 さらに、トランプ氏はロシアでのミスユニバース開催経験を理由に外交分野の経験が豊富だと主張している、と語ると、会場から笑いが巻き起こった。

 クリントン氏は、演説の最中にトランプ氏がツイッターに投稿するだろうと指摘。予想通りトランプ氏はツイッターで「テレプロンプターに書いてある原稿を読むのも下手だ。大統領らしくない」とクリントン氏を攻撃した。

 カリフォルニア州では7日に予備選が行われる。

[ワシントン 2日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

FRB、利下げ「慎重姿勢が適切」 不確実性高い=ア

ワールド

トランプ氏、対中関税引き上げの可能性を警告 24時

ワールド

トランプ氏、対メキシコ関税発動を1カ月見送り 国境

ビジネス

米ISM製造業景気指数、1月50.9に上昇 22年
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我との違い、危険なケースの見分け方とは?
  • 4
    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…
  • 5
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 6
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 7
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    「103万円の壁」見直しではなく「壁なし税制」を...…
  • 10
    トランプ「関税戦争」を受け、大量の「金塊」がロン…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 7
    緑茶が「脳の健康」を守る可能性【最新研究】
  • 8
    血まみれで倒れ伏す北朝鮮兵...「9時間に及ぶ激闘」…
  • 9
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 10
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中