最新記事

企業

IKEA好調、2020年に6兆円の売上達成可能 中国減速の兆しなし

2016年6月12日(日)12時52分

6月8日、スウェーデンの家具小売り大手、IKEAのペーテル・アグネフェールCEOは、2020年売上目標の500億ユーロの達成は可能との認識を示した。スイスのシュプライテンバッハで4月撮影(2016年 ロイター/ARND WIEGMANN)

 スウェーデンの家具小売り大手、イケア(IKEA)のペーテル・アグネフェール最高経営責任者(CEO)は、今年度の売上高の伸びは8-10%程度の見通しとした上で、2020年目標の500億ユーロ(569億ドル)の達成は可能との認識を示した。

 CEOはロイターに対し、「目標達成には売上高が年間で8-10%伸びる必要があるが、今年はおそらくほぼ達成できるだろう」とした上で「計画の実現に向けて順調に進んでいる」と語った。

 需要は昨年と同様の傾向にあり、最大の市場である欧州は改善が続いていると指摘。また重要な成長市場と位置づける中国では、広範な景気減速による影響はほとんどないとし「過去3年間、中国は減速していると言われ続けているが、そうした兆しは見受けられない」と断言した。

 昨年度約10億ユーロだったオンライン売上高は今年4割程度伸び、過去3年間の年率の伸びと同等になる見込みとした。

 以前急速に拡大していたロシアでは投資が足踏みしているが、インドでは、ニューデリーやベンガルール、ムンバイでの用地取得に向けまとまりつつあるとした。同社は2017年にインドで第1号店の開店を目指している。

[ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

牧野フライスの同意得られなくても、計画通り進めてい

ビジネス

フジ・メディアHD、独立性確保した調査委設置 中居

ビジネス

景気判断は維持、米政策動向・物価高・中国リスクなど

ビジネス

リスク増やす想定でないと理解=運用利回り引き上げ提
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:トランプの頭の中
特集:トランプの頭の中
2025年1月28日号(1/21発売)

いよいよ始まる第2次トランプ政権。再任大統領の行動原理と世界観を知る

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵を「いとも簡単に」爆撃する残虐映像をウクライナが公開
  • 3
    「バイデン...寝てる?」トランプ就任式で「スリーピー・ジョー」が居眠りか...動画で検証
  • 4
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 5
    欧州だけでも「十分足りる」...トランプがウクライナ…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 8
    日鉄「逆転勝利」のチャンスはここにあり――アメリカ…
  • 9
    【クイズ】長すぎる英単語「Antidisestablishmentari…
  • 10
    トランプ就任で「USスチール買収」はどう動くか...「…
  • 1
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 2
    失礼すぎる!「1人ディズニー」を楽しむ男性に、女性客が「気味が悪い」...男性の反撃に「完璧な対処」の声
  • 3
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 4
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 5
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 6
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 7
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 8
    被害の全容が見通せない、LAの山火事...見渡す限りの…
  • 9
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 10
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のアドバイス【最新研究・続報】
  • 4
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命を…
  • 5
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 6
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 10
    「腹の底から笑った!」ママの「アダルト」なクリス…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中