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中国経済中国・黒竜江省が住宅の過剰解消へ用地取得を制限、一方で購入補助も
住宅購入者には1─1.5%の減税措置を講じるほか、外国人の住宅購入制限も解除
4月27日、中国東北部の黒竜江省は、省内の住宅の供給過剰を2018年までに「妥当な水準」まで緩和するため、住宅用地の取得を制限するほか、住宅購入者への税優遇や補助金交付によって需要を喚起する方針を明らかにした。写真は黒竜江省の高層住宅。1月撮影(2016年 ロイター/Stringer)
中国東北部の黒竜江省は、省内の住宅の供給過剰を2018年までに「妥当な水準」まで緩和するため、住宅用地の取得を制限するほか、住宅購入者への税優遇や補助金交付によって需要を喚起する方針を明らかにした。
重工業が盛んだった黒竜江省では、他の多くの省と同様、景気の減速につれて住宅市場が深刻な供給過剰に陥っている。中国政府は今年の不動産業界の主要目標を在庫削減とした。
黒竜江省政府は21日付の通達で、住宅在庫の一掃に24カ月以上かかった省内の都市は、その後2年間、住宅開発のための用地を確保できなくなると発表。
また、住宅需要を喚起するため、1軒目あるいは2軒目の住宅購入者には1─1.5%の減税措置を講じるほか、外国人に課してきた住宅購入制限を解除する方針を示した。
高水準の住宅在庫を抱える都市に対しては、とくに農村部出身者が1軒目の住宅を購入する場合に補助金を交付するよう奨励する、とした。
中国不動産情報集団(CRIC)によると、黒竜江省の省都ハルビンでは、全住宅在庫の解消に25.88カ月を要する見通し。