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2016米大統領選トランプ「自分に合ったトイレ使用を」、反LGBT法を批判
「暴走するタカ派」が意外にもLBGTに理解を示す?
4月21日、米大統領選で共和党候補指名を目指すドナルド・トランプ氏は、トランスジェンダーが政府や学校の施設で出生証明書に記載された性別のトイレを使用するよう規定したノースカロライナ州の新法は不必要であり、自分に合ったトイレの使用が認められるべき、との考えを示した。写真はニューヨークで撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)
米大統領選で共和党候補指名を目指すドナルド・トランプ氏は21日、トランスジェンダー(心と身体の性が一致しない人)が政府や学校の施設で出生証明書に記載された性別のトイレを使用するよう規定したノースカロライナ州の新法は不必要であり、自分に合ったトイレの使用が認められるべき、との考えを示した。
トランプ氏は、NBCの番組で「いまのままで良い。現状に対して苦情はほとんどない」と語った。
新法に対しては、企業や芸能人、活動家らが撤回を求めているほか、州の観光業界や財界は、会合やコンサートの会場変更などで数千万ドルの経済損失が出ていると指摘している。
トランプ氏は「ノースカロライナ州は大変強烈なことをして、大きな代償を払わされている」と述べた。
一方、トランプ氏と共和党候補指名を争うテッド・クルーズ上院議員は、新法を擁護する立場をあらためて表明した。