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自動車,三菱自の燃費不正4車種、5月2日から国交省が再試験へ
同社の他の車種についても現在生産している9車種を中心に再試験を実施
4月28日、石井啓一国交相は、閣議後の会見で、三菱自動車の燃費不正問題で不正が発覚した4車種について、国交省所管の自動車技術総合機構が5月2日から再試験を行うと述べた。写真は都内で27日撮影(2016年 ロイター/Thomas Peter)
石井啓一国交相は28日、閣議後の会見で、三菱自動車<7211.T>の燃費不正問題で不正が発覚した4車種について、国交省所管の自動車技術総合機構が5月2日から再試験を行うと述べた。結果は6月中に取りまとめ公表する。また、同社の他の車種についても4車種に続き再試験を行う方針。
三菱自が26日に発表した燃費試験の不正について、同相は「わが国の自動車審査の信頼性を根本から損なうもので、断じて許すことはできない」と述べた。
4車種以外の再試験については、現在生産している9車種を中心に行うという。
国交省は三菱自に対し、5月11日までの再報告を求めている。石井国交相はこれに関し、4車種以外のデータ改ざんの有無、法令に定められた測定方法に長年従っていなかったことの経緯、責任の特定などについて「不正行為の全容を解明し、再度報告するよう指示した」と述べた。
4車種の型式指定が維持されるかどうかについては、「全容が解明された上で判断したい」と語った。