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テロ対策ベルギー同時テロ関与で新たな逮捕者、追悼集会では極右と警察隊が衝突
集会で騒ぎを起こした一部参加者に警察が放水銃を使用する緊迫した場面も
3月27日、ベルギーの首都ブリュッセル中心部で、同市内の空港と地下鉄で起きた連続爆破攻撃の犠牲者を追悼する集会が開かれた。写真はブリュッセルで27日撮影(2016年 ロイター/Yves Herman)
ベルギーの首都ブリュッセル中心部で27日、同市内の空港と地下鉄で起きた連続爆破攻撃の犠牲者を追悼する集会が開かれた。当局は捜査への集中を理由に開催延期を要請していたが、数百人が集まった。
集会はおおむね平和的に行われたが、騒ぎを起こした一部参加者に警察が放水銃を使用する場面もあった。地元メディアは極右集団が集会に乱入したと伝えた。
当局によると、警察はブリュッセルとアントワープの周辺で新たに13カ所で家宅捜索を行った。9人が事情聴取を受け、このうち5人が釈放されたという。
イタリアのメディアは26日、攻撃に関与した過激派の人物に偽造文書を提供した疑いでアルジェリア国籍の男を逮捕したと報じた。
ベルギーの検察当局は26日、「ファイサル・C」という名前の男を含む3人を訴追。地元メディアは「ファイサル・C」について、空港の監視カメラに映っていた、カートを押していた帽子姿の男で、名前は「ファイサル・シェフー」だと報道。しかし関係筋によると、捜査当局はこの男が「シェフー」であるとの確認はとれていないという。
22日に空港と地下鉄で起きた攻撃では31人が死亡した。負傷者は340人に上る。