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北朝鮮の金正恩第1書記「核弾頭・弾道ミサイル実験を近く実施」と表明

弾道ミサイルの大気圏再突入シミュレーション試験を視察した際の発言

2016年3月15日(火)10時49分

3月15日、北朝鮮の金正恩第1書記(写真)は、核弾頭の爆発試験と、核弾頭搭載が可能な弾道ミサイルのテスト発射を近く実施する、と表明した。提供写真(2016年 ロイター/KCNA)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は、核弾頭の爆発試験と、核弾頭搭載が可能な弾道ミサイルのテスト発射を近く実施する、と表明した。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

 弾道ミサイルの大気圏再突入シミュレーション試験を視察した際の発言という。

 KCNAによると「第1書記は、核攻撃能力の信頼性をより高めるため、核弾頭の爆発試験と、核弾頭搭載が可能なさまざまな種類の弾道ロケットの発射実験を近く行うと表明し、関連部署に準備を命じた」。

 北朝鮮は、国連安保理の制裁強化や米韓合同軍事演習に強く反発。挑発的な声明文を連日のように発表しており、緊張感が高まっている。

 金第1書記は先週、核弾頭の小型化に成功したと発表している。しかし、米韓の専門家らは、北朝鮮は大陸間弾道ミサイルへの搭載が可能な核弾頭小型化にはまだ成功していないとの見方で一致している。

 

[ソウル 15日 ロイター]


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