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テロ対策ベルギー爆弾テロで6人を逮捕、フランスでは攻撃計画を阻止
武力組織メンバーの捜査はさらなるテロの可能性を暗示
3月25日、ベルギーの首都ブリュッセルで22日発生した同時攻撃について、ベルギーの警察当局は新たに6人の容疑者を逮捕した。写真はブリュッセルのスカールベーク地区で家宅捜索する捜査員たち(2016年 ロイター/Christian Hartmann)
ベルギーの首都ブリュッセルで22日発生した同時攻撃について、ベルギーの警察当局は新たに6人の容疑者を逮捕した。フランスでも、同国内での無差別攻撃を計画した疑いで、武力組織メンバー1人が逮捕された。
ベルギーの検察当局は24日、ブリュッセルのスカールベーク地区などで行われた家宅捜査で、今回の事件に関連して6人が新たに逮捕されたことを明らかにした。
少なくとも31人が犠牲となり約270人が負傷したベルギー同時攻撃では、過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出しており、欧州各国の治安機関は現在も警戒態勢を続けている。
同組織は昨年11月に発生し130人が死亡したパリ同時多発攻撃でも犯行を認めている。
フランスではカズヌーブ内相が24日夜、フランス国内で無差別攻撃を計画していた疑いで、武装組織メンバーのフランス国籍の人物を24日朝に逮捕したと明らかにした。
同内相は、逮捕により「計画が進んでいたフランスでの攻撃を未然に防いだ」と語った。