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EUロンドン市長「6月の国民投票でEU離脱を支持する」
EU改革案は、主権などの問題でかなり不十分だと指摘
2月21日、英ロンドンのボリス・ジョンソン市長(写真)は、6月23日に実施される英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で、離脱を支持すると表明した。ロンドンの自宅前で撮影(2016年 ロイター/Peter Nicholls)
英ロンドンのボリス・ジョンソン市長は21日、6月23日に実施される英国の欧州連合(EU)離脱の是非を問う国民投票で、離脱を支持すると表明した。キャメロン首相がEU首脳と合意した改革案が不十分だとしている。
市長は、記者団に対し「離脱を支持するだろう。私は英国民がコストを支払わなくて済むよう、また英国が権利を取り戻すため、より好条件の合意を望んでいる」と語った。
キャメロン首相は20日、EU首脳会議で英国のEU残留が支持されたことを受け、国民投票を6月23日に行うと表明。残留を支持するよう国民に呼びかけた。
ジョンソン市長は、キャメロン首相の交渉努力を称賛するとともに、首相と対立することは「非常につらい」決断だと述べた。
その上で、EU首脳と合意した改革案は結果的に、主権などの問題に有意義な変革をもたらすにはかなり不十分だと指摘した。