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朝鮮半島北朝鮮、ミサイル基地の改良工事が完了間近か
開発中と言われる核弾頭を搭載の大陸間弾道ミサイルが、来年早々にも打ち上げ可能に?
12月9日、米ジョンズ・ホプキンス大学の米韓研究所は、最新の衛星画像をもとに、北朝鮮の西海にあるミサイル基地の改良工事が完了に近づいているとみられるとの報告書を公表した。提供写真(2015年 ロイター/Airbus Defense & Space and 38 North)
米ジョンズ・ホプキンス大学の米韓研究所は9日、最新の衛星画像をもとに、北朝鮮の西海(ソヘ)にあるミサイル基地の改良工事が完了に近づいているとみられるとの報告書を公表した。より大規模なミサイルの発射準備が2016年第1・四半期までに整う可能性があるという。
北朝鮮はこれまでに3回の核実験を実施。現在は核弾頭を搭載した大陸間弾道ミサイルを開発中とみられている。
同研究所が運営する北朝鮮分析サイト「38ノース」に掲載された報告書によると、今年10─11月の衛星画像で、新たな推進剤貯蔵施設とエンジン試験台の建設が確認されたという。
報告書は「3年に及んだ改良工事がおそらく終わることを示す」としている。
北朝鮮は、「ロケット」打ち上げは衛星を軌道に乗せることが目的で、合法な宇宙開発プログラムの一環だと主張している。