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人権問題トランプ氏、今度はイスラム教徒の米入国禁止を提案
移民に限らずイスラム教徒全てを排斥する暴言に他の大統領候補からも非難の声
12月7日、米大統領選で共和党の指名候補争いの首位に立っているドナルド・トランプ氏(写真)は、イスラム教徒の米入国を禁止するよう主張した。アイオワ州で5日撮影(2015年 ロイター/Mark Kauzlarich)
米大統領選で共和党の指名候補争いの首位に立っているドナルド・トランプ氏は7日、イスラム教徒の米入国を禁止するよう主張した。カリフォルニア州で先週発生した銃乱射事件の犯人はイスラム教徒だった。
トランプ氏は「米当局が問題を分析できるまでの間」イスラム教徒による米国への入国を完全に禁止することを提案。「ジハード(聖戦)のみを信じて、理性を失い、人間の生命を尊重しないような人々による残虐な攻撃に対して、米国を犠牲にすることはできない」と強調した。
トランプ氏が主張するイスラム教徒の入国禁止は移民のみか、それとも学生や観光客なども含むのか、という電子メールによるロイターの問い合わせに対して、トランプ氏の選挙担当者は「全員だ」と答えた。
一方、ベン・ローズ大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)はCNNに対し、トランプ氏の提案は「米国の価値観に反する」と述べた。
他の共和党大統領候補の一部からもトランプ氏の発言に批判の声が上がっている。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事は「トランプ氏は錯乱状態。彼の『政策』提案は真面目なものではない」とツイートした。