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アジア太平洋地域で外国人の生活費高い都市、1位は上海

人民元の上昇に伴って上位20位の半数以上は中国の都市に

2015年12月11日(金)11時06分

物価の面では先進国  12月10日、ロンドンのコンサルタント会社の生活コスト調査で、アジア・太平洋地域で外国人にとって最も生活費がかかる都市のうち、上位20位の半数以上が中国の都市となった。写真は1位の上海。11月撮影(2015年 ロイター/ALY SONG)

 ロンドンのコンサルタント会社ECAインターナショナルの生活コスト調査で、アジア・太平洋地域で外国人にとって最も生活費がかかる都市のうち、上位20位の半数以上が中国の都市となった。人民元相場の上昇が背景。

 20都市のうち、香港など11都市を中国が占め、2014年に3位だった上海が1位となった。このほか、北京が4位から2位、広州が13位から6位、深センが22位から7位にそれぞれ上昇。マカオは34位から13位と、最も大幅に順位が上がった。

 ECAアジア部門責任者のLee Quane氏は「元の対ドル相場が今夏に若干下落したものの、ほかの大半の通貨に対しては上昇した。海外赴任者など外国人の一時生活者にとって、中国の主要都市は当面、最もコストがかかる場所となるだろう」と述べた。

 範囲を世界の上位30都市に広げても中国の都市は最も多く、6都市がスイスや日本の都市を抜いた。

 

[シンガポール 10日 ロイター]


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