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航空米国発パリ行き仏機2便が爆破警告で緊急着陸
エールフランス機2便が匿名の爆破予告を受けて緊急着陸。乗員乗客は全員無事
11月17日、北米メディアによると、米国発のエールフランス機2便が爆破予告を受け、目的地を急きょ変更した。パリ近郊のシャルル・ドゴール空港で10月撮影(2015年 ロイター/CHRISTIAN HARTMANN)
米国からパリに向かっていたエールフランス機2便が17日、匿名の爆破警告を受けたため目的地を急きょ変更し、緊急着陸した。700人超の乗客乗員は無事。米連邦航空局(FAA)などが明らかにした。
このうち、ロサンゼルス発のエールフランス65便(エアバスA─380)はソルトレークシティーに着陸。乗客らはターミナルに移動した。ソルトレーク・トリビューンが空港関係者の話として伝えたところによると、乗客乗員は497人。
米連邦捜査局(FBI)は声明で、脅迫内容を裏付けるような証拠は機内で見つからなかったと明らかにした。
ユタ州の地元メディアによると、乗客は同便に再び搭乗し、パリに向けて出発した。
もう1つのエールフランス55便(ボーイング777)はワシントン郊外のダレス国際空港から離陸した後、カナダのハリファックス国際空港に目的地を変更。乗客乗員262人は既に降機した。
ハリファックスの警察当局は、警察犬を使い機内で爆発物を捜索したが、結果については明らかにしていない。
エールフランスは声明で、両便ともに「離陸後に匿名の脅迫があった」ことを明らかにした。その上で「当局が主導して電話の発信源を特定するための捜査にあたる」と説明した。