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イタリアISISがローマ攻撃の可能性、ドローンを飛行禁止に
12月8日からのカトリック「聖年」期間中、空からの攻撃を警戒
11月16日、イタリアのアルファノ内相は、過激派組織「イスラム国」が来月から始まるローマカトリックの「聖年」期間中、ドローンを使ってローマを攻撃する可能性がある、と指摘した。行事期間中は、ローマ上空のドローン飛行を禁止する考えを示した。写真はマルタで5月撮影(2015年 ロイター/Darrin Zammit Lupi)
イタリアのアルファノ内相は16日、過激派組織「イスラム国」が来月から始まるローマカトリックの「聖年」期間中、ドローンを使ってローマを攻撃する可能性がある、と指摘した。その上で、行事期間中は、ローマ上空のドローン飛行を禁止する考えを示した。議会で演説した。
パリの多発攻撃事件を受け、欧州各国は警備体制を強化している。
アルファノ内相は、ローマ中心部の上空のドローン飛行を「聖年」の全期間中禁止する、との意向を示した。「聖年」は12月8日から始まり、ローマには国内外から多数の観光客が訪れると見込まれている。
ローマやバチカンには、イスラム国を名乗る集団からソーシャルメディア上で、複数の警告が発せられている。内相は、サン・ピエトロ広場やその周辺など攻撃対象になり得る場所の警備を強化すると述べた。
内相は「ドローンを使った空からの攻撃を警戒する」としている。