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テロISISが新たな声明、ワシントンや欧州の攻撃を警告
米国高官は「現時点での米国への攻撃に関する信頼できる情報はない」と発表
11月16日、過激派組織「イスラム国」は新たなビデオ声明を発表し、シリアでの空爆に参加した国々はフランスと同じ運命をたどるとした上で、米ワシントンを攻撃すると警告した。写真は米ワシントンのホワイトハウス、4月撮影(2015年 ロイター/Joshua Roberts)
過激派組織「イスラム国」は16日、新たなビデオ声明を発表し、シリアでの空爆に参加した国々はフランスと同じ運命をたどるとした上で、米首都ワシントンを攻撃すると警告した。ビデオは、イスラム国が声明発表によく利用するウェブサイト上で公開された。
ビデオの信ぴょう性については現時点では確認できていない。米国土安全保障省は、攻撃を示唆するような情報は得ていないとしている。
国土安保省高官は「すべての脅威を真剣に受け止めるが、現時点では米国への攻撃に関する具体的かつ信頼できる情報はない」と述べた。
公開されたビデオは死者129人を出したパリ攻撃事件後の映像で始まり、戦闘服とターバン姿の男が「十字軍に参加する国々に告ぐ。われわれはパリを攻撃した。おまえたちもフランスと同じ目に遭うだろう。われわれはワシントンの米中枢を攻撃する」と主張している。
欧州にも新たな攻撃を警告。「われわれは爆発物を身に着けて近づく。われわれはさらに強力になっており、止めることはできない」と述べた。