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言論統制中国が乗り出した中国版ツイッター規制
国家を傷つける内容で、しかもリツイート500人か閲覧5000件を超えると刑務所送り?
制裁か もう好き勝手はさせないというメッセージ? Barry Huang-Reuters
中国で、ソーシャルメディア上での反政府発言への監視が一段と厳しくなった。
中国の最高裁(最高人民法院)は9日、「国家を中傷したり国家について誤った情報」をアップし、500人以上のリツイートか、閲覧数が5000件を超えた場合は、最高3年の禁錮刑を受ける可能性があるというガイドラインを発表した。最高裁によれば、常習犯は政治的な権利が剥奪される可能性もある。
ガイドラインでは、ライバル企業に関する噂を流して報酬を受け取る会社に対する罰則も規定している。深刻な違反者は、5年の禁錮刑になる可能性があると新華社通信は報じている。
10日に発効された新しい罰則は、中国政府が役人の汚職を明らかにしたり、中国共産党の権威を損ねて放題のソーシャルメディアに対する支配を強化しようとする最新の試みだ。
ここ数カ月、中国版ツイッターの微博(ウェイボー)で反政府コメントをする有名な批評家たちは、共産党の方針にきちんと従うよう警告されている。中国系アメリカ人作家のチャールズ・シュエは、ネット上で性を売り、噂を煽っているとして先月24日に逮捕された。
一般の人たちにとって、何が「噂」に当たるのかは不透明なままだ。最高裁は、今回の規定が、善意の内部告発者を罰するためではないと強調している。
新たな混乱を生む
「疑惑や暴露の内容が誤った情報だったとしても、他人を貶めるための意図的なねつ造でない限りは......名誉毀損罪として起訴されることはない」と、最高裁の報道官は言う。
ただ最近の2件の逮捕は、「誤った情報」があやふやになり得ることを示している。先月、微博の利用者2人が、雷鋒(ライホウ)についての噂をねつ造したとして逮捕された。雷鋒は、政府がプロパガンダに利用するための半分架空の兵士で人民解放軍の模範とされる。
新規定は、中国政府に都合よく使われる可能性もある。中国専門家のビル・ビショップは、自身のニュースレターの中で次のように指摘する。「ソーシャルメディアの数字を裏で操作するのは簡単で、国民は何をアップするか非常に気をつける必要があるだろう。悪意があれば、すばやく簡単に、特定のメッセージや閲覧数を超えさせることができる」
「何が誤りで、何が名誉毀損で、国家的な利害を傷つけるのは何かということの定義は、所詮利用者が決めるものではない」
From GlobalPost.com特約