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アノニマスガボンの「儀式殺人」と戦うハッカー集団
人体の一部を手に入れると超自然的な力を得られると信じる政治家たちの暴虐を止めろ
義賊? ハッカー集団アニノマスがネット上でカボンを攻撃 Stefano Rellandini-Reuters
アフリカ中西部の小国ガボンでは、人体の一部を手に入れると超自然的な力を得られると信じられている。そして、政治家や閣僚などが、人体の一部を得るための「儀式殺人」に関わっていると非難されている。
そのガボンが、ハッカーからの攻撃を受けた。ガボンで横行している「儀式殺人」に抗議する地元活動家に、国際的なハッカー集団「アノニマス」が協力。ボンゴ大統領の個人サイトや、国防省などの政府系サイトを標的に攻撃を仕掛けたのだ。
「今年に入って20人が殺された」と、儀式殺人防止協会のジャンエルビス・エバング・オンド会長は言う。犠牲者の大半は少女で、唇や舌、性器などが切り取られているという。
世界的にほとんど知られていないこの問題に光を当てるため、アノニマスは「儀式殺人」をツイッター上で大々的に攻撃。さらに声明を発表し、「2月にはカメルーンの男性が襲われ、臓器を切り取られた。次に子供3人の遺体が車で発見されたが、夜に解体される予定だったと思われる。3月には7歳の少女が殺されて眼球と唇を切り取られ血液を抜かれた」と指摘した。
ガボンではこうした行為が40年にわたって横行してきた。だが最近の事件によって、国民の間で何ら対処しない政府に対する不満が高まっている。それでもジャーナリストのヘザー・マーシュは、「予定されていた抗議デモは延期され、揚げ句に禁止された」と言う。
アノニマスのサイバー攻撃は、政府を動かすことができるか。
From GlobalPost.com特約