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経済開放

中朝「血の友情」が甦る日

GDPが「韓国の3%」のダメ経済を立て直すため金正日がついに開放政策を受け入れ、中国の属国化へ舵を切る

2010年12月2日(木)13時35分
長岡義博(本誌記者)

不承不承 この頃から金正日は経済開放受け入れを決めた?(平壌を訪問した温家宝と、昨年10月) KCNA-Reuters

 北朝鮮が韓国・延坪島(ヨンピョンド)を砲撃した直後、ホワイトハウスで単独インタビューしたABCのベテランジャーナリスト、バーバラ・ウォルターズにオバマ大統領は「(中国は)北朝鮮に対し、従うべき国際ルールがあることをはっきり示さねばならない」と答えた。火遊びが過ぎる「将軍様」を兄貴分の中国がしつけよ、という警告だ。

 中国指導部にとっては馬の耳に念仏だったかもしれない。金正日(キム・ジョンイル)総書記がこれまでかたくなに拒んできた対外経済開放を受け入れる決意をし、中国にとって「迷惑ばかりかける弟分」だった北朝鮮がほぼ完全な属国に変わる可能性があるからだ。...本文続く

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[2010年12月 8日号掲載]

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